中華街でブラジル
高校の頃は割かし中華街に近い高校だったので学校を抜け出しては中華街まで
自転車で駆けつけたものだった。高校を卒業してからあまり中華街に行く機会
は無く去年くらいに久々に中華街に行ってカルチャーショックを受けたりして
いた。去年から法事で嫁の親戚が集まった時に中華街を利用してるのだが毎回
なんだかんだ中華料理を食ってない。去年はインド料理だかスリランカ料理で
今年はなんとブラジル料理。自分が高校の頃中華街の中で中華料理以外の食事
をするなんて考えられなかったが今では中華街のスタンダードであるらしい。
窓の外を見ると明らかに中華風な建物の中でブラジル式バーベキューを食す。
牛のありとあらゆる部分を串焼きにして焼けた順にテーブルに肉の塊を運んで
切り分ける豪快なスタイル。当初は誰もが目を輝かせていたのに徐々に死んだ
魚の目みたいになって来る。その理由はわんこそば級のスピードで次から次へ
と運ばれてくる肉にあった。ブラジル人が相手ならそのペースでもいいのかも
知れないが残念ながら日本人なのでそこまで早く食えないのだ。食後のアイス
を食いながら隣の席にいたカップルを観察してたのだがやっぱりうちらと同様
始めの笑顔がみるみるやつれた顔になってて笑った。死ぬ程牛が食べたい!と
思ったら中華街に行けばいいやという事が判明したので今後の参考にしたい。